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フィレンツェってどんな街なの?

『ガイドブックを何回もみたんだけど、結局フィレンツェって、いったいどんな街なの?』というアナタ!管理人もおなじでした……ということで、フィレンツェの特徴をわかりやすくとらえるために、3つのキーワードから見てみましょう。

それでは1つ目のキーワードから見ていきましょう。

丸天井の大聖堂がある街

フィレンツェがどんな街だか知らなくても、イタリア観光旅行のパンフレットで、この写真はみたことがあるのでは……

そう、フィレンツェは、この丸天井(=クーポラ)があるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂がある街です。ちなみに管理人が行った時は、丸天井(=クーポラ)のてっぺんは工事中でした。

そしてこの丸天井があるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を正面からみると、ドドーン!とこのような大きさです。聖堂としての大きさは、建設当時は世界一、現在でも世界第3位です。大きいわけです。

正面から少し位置をずらしてみると、このようになっています。

本当はこの大聖堂の丸天井(=クーポラ)の上に昇りたかったのですが、長蛇の列ができて、入れず……

ということで、となりにある高さ84mの「ジョットの鐘楼(しょうろう)」に昇りました。

この「ジョットの鐘楼(しょうろう)」も含めて、高い位置からフィレンツェを眺めると、美しいミニチュアのような街を眺めることができます。

ということで2つ目のキーワードに行きましょう。

美しいミニチュアのような街

美しいミニチュアのような街「フィレンツェ」に魅了される人は、今も昔も変わりません。19世紀のフランスの有名な小説家スタンダールさんは次のように言っています。

フィレンツェはおそらく世界でもっとも清潔な街であり、そして明らかにもっとも上品な街のひとつである。そのギリシャ風ゴティック様式の建築はまったく小ざっぱりしていて、美しいミニチュアのような仕上がりをしている。
引用:イタリア旅日記Ⅱ スタンダール著 臼田 紘訳 新評論

ということで、美しいミニチュアのような街を眺めるために、ジョットの鐘楼(しょうろう)へ上りました。ちなみにエレベータはありませんので、えっちらおっちらと、このような階段を地道に上りつつ……

展望台に到着すると、フィレンツェの素晴らしい街並みがみることができます。先ほどご紹介した大聖堂の丸天井(=クーポラ)を真横に見れたり……

「おぉー」と思わず叫び?たくなる……

フィレンツェの街並みが……

360度みることができます。 フランスの小説家スタンダールさんがいった「美しいミニチュアのような仕上がりをしている」という言葉どおりの街ですね。感動的です。

ちなみにフィレンツェの街並みを一望できることで有名な「ミケランジェロ広場」からの眺めはこちら。

ところで、この広場の名前にもなっている「ミケランジェロさん」のことは、覚えていますか? 中学校や高校の歴史の教科書にでてくる超有名な芸術家です。えっと、教科書にでてくる場所は「ルネサンス」の場所です。

そう、フィレンツェはその「ルネサンス」の発祥の地となった「ルネサンスの街」なのです。ということで3つ目のキーワードにいきましょう。

ルネサンスの街

フィレンツェは「ルネサンスの街」って言われても、『ルネサンス? 覚えていないよ』という人も多いと思います。でも、中学校や高校の歴史の教科書に載っている、この銅像を見たことは覚えていませんか? これは、ミケランジェロさんがつくった「ダビデ像」です(現在この場所にはレプリカが置かれています)。

このように後世に名が残り教科書にでてくるような素晴らしい彫刻をはじめ建築物や絵画などの芸術作品が多数つくられていた時代が「ルネサンス」です。

たとえば、先にご紹介したサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の丸天井(=クーポラ)もルネサンス時代の建築物です。このような建築物が、フィレンツェの街のあちらこちらに「普通に」建っています。

そしてルネサンス時代の絵画が結集しているのが「ウフィッツィ美術館」です(写真の中央から右側にかけて写っている建物)。建物の外見は普通に見えますが、中にはとんでもなく素晴らしい絵画などが勢ぞろいしています。

たとえば、中学校や高校の歴史の教科書に載っているボッティチェッリさんの「ヴィーナスの誕生 -wikipedia-」「春(プリマベーラ) -wikipedia-」の本物をみることができます。

さらにルネサンスの3大巨匠と呼ばれるレオナルド=ダ=ヴィンチさん、ミケランジェロさん、ラファエロさんの作品も勢ぞろいしています。

教科書に載っていたルネサンス時代の芸術作品の本物が見れる街、それがフィレンツェなのです。

まとめ

フィレンツェってどんな街?ということで「イタリア観光で定番の丸天井がある街」「美しいミニチュアのような街」「ルネサンスの街」をキーワードにご紹介しました。

もちろんフィレンツェは、これらだけでは言い尽くせないほど素晴らしいものが街に溢(あふ)れかえっています。フランスの小説家スタンダールさんがいった「美しいミニチュアのような仕上がりをしている」という言葉どおりの街ですので、ぜひ楽しんできてください。