絵画鑑賞 超初心者の絵画入門です。今日は16世紀に活躍したヴェネツィア派三大画家の一人ティントレットについて調べてみました。
ティントレット(本名はヤコポ・ロブスティ)は、16世紀に活躍したイタリア・ルネサンス期のヴェネツィア派三大画家の一人です。自画像はこちら。
Tintoretto [Public domain], via Wikimedia Commons
1518年に生まれて、1594年になくなりました。75歳でした。ヴェネツィアで生まれ、育ち、亡くなりました。なので、生粋(きっすい)のヴェネツィアっ子というわけです。カッコイイヾ(≧▽≦)ノ
ティントレットは、絵画の基礎を、独学でほとんど学んびました。独学ってところがすごいなぁと思います。よく現代でもテレビで受験特集とかやっていると「勉強は家で教科書だけで東大合格しました!!!」みたな人でてきますよね。そんなオーラを感じます。ちなみに一般的な画家は工房で修業します。
さらに独学しつつ、自分で師匠を選び、そこから学んでいったそうです。ルネサンス3大巨匠のミケランジェロやラファエロにも学び、さらに建築家をはじめとするさまざまなジャンルの師匠にも学びました。
さらに古代の彫刻なども手本にしていたとも言われています。つまり様々な芸術に精通していったわけです。
そうやって磨いてきた自分の才能を開花させたのが、1548年に聖マルコ同信会館の大広間に描いた「奴隷の奇跡」でした。ヴェネツィア中のひとから大注目になったそうです。
© Jose Luiz Bernardes Ribeiro / , via Wikimedia Commons
努力によってヴェネツィア派三大画家の一人になっていったんですね。今は、アカデミア美術館に保管されています。場所はこちら
そんなティントレットさんの作品は、現在のヴェネツィアにも数多く残されています。なので、観光へ行った時にはぜひ楽しんできてください。ちなみにヴェネツィアでは以下の場所でティントレットの作品をみることができます。
- アカデミア美術館
- ドゥカーレ宮殿
- 聖ロッコ大同信組合会館
- サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
- マドンナ・デッロルト教会
- サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
さらにプチネタとして……ティントレットが活躍していた時代に、九州のキリシタン大名の使いとして、少年4名が、日本からヴェネツィアへやってきました。「天正遣欧(てんしょうけんおう)少年使節」といいます。その4人の等身大の肖像画を描いたのが、ティントレットでした。Σ(・ω・ノ)ノ! 世界はせまいですね(*^。^*)
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