絵画鑑賞が超初心者&入門者の管理人が、東京都立美術館「ティツィアーノとヴェネツィア派展」のポスターにもなっている「フローラ」について調べてみました。今日はその絵画の説明にある「娼婦(しょうふ)」、そしてそこから「官能的(≒ちょっとエッチ)な絵」が生まれてきた関係をお伝えしますね。
写真:JRお茶の水駅構内にて撮影
実際の「フローラ」の絵画写真はこちらです。
Titian [Public domain], via Wikimedia Commons
絵画についての説明は、「ティツィアーノとヴェネツィア派展」特設サイトをご覧ください。→第2章ティツィアーノの時代 -ティツィアーノとヴェネツィア派展 特設サイト-
また特設Webサイトににある「ジュニアガイド」にも絵画についての説明があり、非常にわかりやすくておススメです。こちらもぜひ参考にしてください→ティツィアーノとヴェネツィア派展 特設サイト「ジュニアガイド」。
ということで今日はその絵画の説明にある「娼婦(しょうふ)」とそこから「官能的(≒ちょっとエッチ)な絵」が生まれてきた関係をお伝えしますね。
ちなみにこの「フローラ」は普段は、イタリアのフィレンツェにあるウフィッツィ美術館にあります。
それでははじめますね。
娼婦とコルティジャーネとヴェネツィア派の画家
今回来日している、ティツィアーノをはじめとするヴェネツィア派の画家たちの絵を見ると「官能的(≒ちょっとエッチ)な絵」がおおいことに気がつくと思います。ここではなぜそのような絵画が生まれてきたのかをお伝えしますね。
ティツィアーノが活躍した当時のヴェネツィアは、「娼婦(しょうふ)の街」でもありました。そうそう娼婦(しょうふ)の意味はこちら→娼婦。娼婦(しょうふ)が多かった理由は、「遺産相続制度」や「船乗りが多かった」などなどがあります。
ただ普通の娼婦(しょうふ)だけでなく、高級娼婦(しょうふ)と訳される「コルティジャーネ」という女性たちも活躍していました。たとえばヴェロニカ・フランコさんは、とっても有名です。→ヴェロニカ・フランコ Wikipedia。
Tintoretto [Public domain], via Wikimedia Commons
その「コルティジャーネ」とよばれる女性たちは、詩・文学・音楽にも精通し、お金持ちの貴族・文人たちとも交流していました。
またお金持ちの貴族・文人たちは、「ティツィアーノをはじめとするヴェネツィア派の画家たち」とも交流がありました。ここで「コルティジャーネとよばれる女性たち」と「ティツィアーノをはじめとするヴェネツィア派の画家たち」との交流が生まれました。
そして「ティツィアーノをはじめとするヴェネツィア派の画家たち」によって「コルティジャーネとよばれる女性たち」をモデルとした「官能的(≒ちょっとエッチ)な絵」が多く生まれていきました。
今回来日している絵画たちの中にも官能的(≒ちょっとエッチ)な絵画が多数みられると思います。その理由はこんなところに関係があったんですね。
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