こんにちは、絵画鑑賞が超初心者&入門者の管理人です。ところでティツィアーノの絵画、マグダラのマリアの「マグダラ」って? マリアって「聖母マリア」のこと? ……って思いませんか?
ということで今日は、東京都立美術館「ティツィアーノとヴェネツィア派展」で展示されている「マグダラのマリア」のについてちょっと調べてみますね。
ちなみに本来は「マグダラのマリア」はイタリアのナポリにある「カポディモンテ美術館」にあります。
それでは、はじめますね。
マグダラのマリアとは?
マグダラのマリアの「マグダラ」とはイスラエルにあった古代都市の名前です。現在はミグダルという名前で存在しています。GoogleMapでみてみましょう。
また「マリア」とは女性の名前です。聖母マリアとはちがう女性です……ここら辺が管理人など一般人には分かりずらいところですよね。
つまり「マグダラのマリア」とは、「イスラエルにあった古代都市マグダラ出身のマリアという名前の女性」ということになります。そして、イエス=キリストと一緒に行動をしていました。
ローマのアレッサンドロ・ファルネーゼって誰?
この「マグダラのマリア」は、ティツィアーノとヴェネツィア派展特設サイトでは「ローマのアレッサンドロ・ファルネーゼに送られた絵画」と説明されています→マグダラのマリアの説明 ティツィアーノとヴェネツィア派展。
ここで『ローマのアレッサンドロ・ファルネーゼって誰?』って思ったのでちょっと調べてみました。するとどうもこの「アレッサンドロ・ファルネーゼ」は、「ローマ教皇パウルス3世」のことを指しているっぽいのですが、……いまのところ断言できません。これは宿題にさせてください。
ちなみに「ローマ教皇パウルス3世」については、こちらでご紹介しています。
ティツィアーノの「マグダラのマリア」は複数存在する?
この「マグダラのマリア」ですが、ティツィアーノは、今回日本にきている「マグダラのマリア」以外にも「マグダラのマリア」を描いています。たとえば「懺悔するマグダラのマリア」です。なので「マグダラのマリア」という題名が付いた複数の絵画が存在しています。
ティツィアーノとヴェネツィア派展特設サイトでも「かつてのヴァージョンでは」と説明されています→マグダラのマリアの説明 ティツィアーノとヴェネツィア派展。
このうち一つは「懺悔するマグダラのマリア」といって、フィレンツェにあるピッティ宮殿内の「ピッティ美術館」にあります。ちなみに「ピッティ宮殿」はこちらです。以前イタリア観光へ行った時、門の前までいって写真をとりました(‘◇’)ゞ
「懺悔するマグダラのマリア」の他にも存在するのか? は宿題にさせてください。
対抗宗教改革とは
ティツィアーノとヴェネツィア派展特設サイトのマグダラのマリアの説明文には「おそらく対抗宗教改革の空気を反映して」と記載されています→マグダラのマリアの説明 ティツィアーノとヴェネツィア派展。
ところで、みなさんは「対抗宗教改革」ってわかりますか? ローマ教皇パウルス3世について調べた時に説明しているので、よかったら参考にしてくださいネ→対抗宗教改革をすすめた教皇パウルス3世
まとめ
今日は東京都美術館で開催されている「ティツィアーノとヴェネツィア派展」で展示されている「マグダラのマリア」について、ちょっと勉強してみました。
管理人には、「マリア」が聖母マリアとは違う人を指していることにビックリしました(゚д゚)! みなさんはどうですか?
あとは宿題がいくつかありますので、分かり次第報告しますね。
それではまた!
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