ロマネスク ゴシック ルネサンス バロック ロココの各様式の歴史と違いを覚えたい、でもいくら覚えようとしてもちっとも覚えられない……と困っている人はいませんか? ちなみに管理人もいつも『ロマネスクとゴシックどっちが先だったっけ?』なんて感じでした。
そんな悩みを解決してくれるのが、「図説西洋建築の歴史」 という本です。今日はそのご紹介です。
この「図説西洋建築の歴史」は、タイトル通り建築の本です。建築の専門知識がない人を対象として「西洋建築の歴史」の説明をしてくれます。
簡単に内容を紹介すると……第2章、第3章は、建築の話になるので読むのに結構苦労します。が第1章だけは別なんです。何が別かというと……第1章「様式の二つの流れ」を読むだけで「ロマネスク ゴシック ルネサンス バロック ロココの各様式の歴史と違い」が自然と頭の中に入ってきます。
そして管理人は思ったわけです。
ロマネスク ゴシック ルネサンス バロック ロココの各様式の歴史と違いを理解したい、でもいくら覚えようとしてもちっとも覚えられない……という悩みを解決してくれる本だ!
ぶっちゃけ、この第1章だけ分割して販売しても売れるのではないかとΣ(゚Д゚)
ということで、同じ悩みを持っている人にぜひおすすめしたい本として今回ご紹介することにしました。
この「西洋建築の歴史」の第1章「様式の二つの流れ」に書かれているポイントは以下のとおりです。
- ヨーロッパの衛星画像写真をみながら説明
- 各様式の建築の流れを、時間軸で整理しながら説明
- 2つの世界の風土の違いを説明
それでは各ポイントの詳細を……
ヨーロッパの衛星画像写真をみながら説明
まず最初に、ヨーロッパの衛星画像写真をみながら、ヨーロッパの歴史・文化を2分してきた「地中海世界」と「アルプスの北側世界」との2つの世界を説明してくれます。
日本人は、あまりヨーロッパの衛星写真ってみませんよね。そこでヨーロッパの衛星写真をあらためてみると、歴史・文化を2分するアルプス山脈の存在の大きさに気がつきます。
このアルプス山脈を認識することにより、2つの世界「地中海世界(=ギリシア・ローマ・ルネサンス・バロック系)」と「アルプスの北側世界(=ロマネスク・ゴシック)」とを大まかにつかむことができます。
各様式の建築の流れを、時間軸で整理しながら説明
ヨーロッパの衛星写真を見た後、次にキーワードをもとに各様式の建築の流れを、時間軸で整理しながら説明します。
具体的にいうと「ゲルマン民族の大移動」、そこから発生する「ロマネスク」「中世」「ルネッサンス」などのキーワードをふまえて、「ギリシア ローマ ロマネスク ゴシック ルネサンス バロック ロココの各様式の建築の流れ」を、時間軸で整理しながら説明していきます。
ここまでくると、いままでいくら読んでもわからなかった各様式の歴史的流れが、理解できるようになります。不思議ですΣ(・ω・ノ)ノ!
2つの世界の風土の違いを説明
最後に、大きくことなる2つの世界の風土の違いを説明してくれます。これによって2つの世界の特徴……つまり「地中海世界(=ギリシア・ローマ・ルネサンス・バロック系)」と「アルプスの北側世界(=ロマネスク・ゴシック)」との2つの世界の特徴を説明してくれます。
具体的にいうと、2つの世界が生まれた風土の「気温・日照時間・晴天日数・湿度・自然とのかかわりあい方」に注目して、比較しています。
ここを読むと「地中海世界がなぜ理知的であることを追求したのか」「アルプスの北側世界がなぜ神秘的であることを追求したのか」がわかるようになります。
さらに「ギリシアのアポロン神殿」と「パリのノートルダム大聖堂」との写真が載っています。これをみるとより一層2つの世界の違いを認識できるようになります。
そしてここまでくると、ロマネスク ゴシック ルネサンス バロック ロココの各様式の歴史と違いがわかるようになるのです。
まとめ
今日は『ロマネスク ゴシック ルネサンス バロック ロココの各様式の歴史と違いをを理解したい、でもいくら覚えようとしてもちっとも覚えられない……』そんな悩みを解決してくれる本「図説西洋建築の歴史」についてご紹介しました。
本来は建築の本なので、建築美術を学ぶための本ではあるのですが、専門知識がない人が『ロマネスク ゴシック ルネサンス バロック ロココの各様式の歴史と違い』をとらえるのに最適な本です。
管理人はこの本のおかげで「ギリシア→ローマ→ロマネスク→ゴシック→ルネサンス→バロック→ロココ」と何も見ないで口ずさむことができるようになりました。これだけでもすごいことだと思っています。
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