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絵画鑑賞が超初心者&入門者のためのヴェロネーゼ解説

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美術鑑賞の超初心者&入門者の管理人です。今日はヴェネツィア派の巨匠のひとりである画家ヴェロネーゼについて調べました。ということで今日は絵画鑑賞が超初心者&入門者のためのヴェロネーゼ解説です。


パオロ・ヴェロネーゼ [Public domain], ウィキメディア・コモンズ

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ヴェロネーゼとはこんな人

ヴェロネーゼの特徴は

  • ルネサンス期(1300年代~1500年代)のヴェネツィア派の巨匠のひとり。
  • 色彩感覚に優れ、華麗的な色使いの絵画で人々を魅了。

です。では、少し細かくみてみましょう。

イタリアのフィレンツェではじまったルネサンスは、1400年代中頃にヴェネツィアに流入しました。

その約100年くらい後の1528年にヴェロネーゼは生まれました。生まれたのはヴェネツィアの近くにあるヴェローナという街です。ちなみにヴェローナにはこんなとこです。

実は「ヴェロネーゼ」とはペンネームで、本名は、パオロ・カリアリといいます。「ヴェロネーゼ」のペンネームはこのヴェローナという街からとりました。

そのヴェロネーゼは、1553年(25歳のころ)にヴェローナからヴェネツィアへ移住し、ヴェネツィア市内の公共施設の絵画を手掛けメキメキと頭角を現します。そしてヴェネツィア派(という絵画流派)の王様ティツィアーノに認められて、絵画界へデビューします。

絵画界では色彩感覚に優れ、華麗的な色使いの絵画で人々を魅了していきました。そしてティツィアーノとティントレットとならぶ、(絵画)ヴェネツィア派の3巨匠のひとりになりました。

ちなみにティツィアーノとティントレットはこんな人たちです。

https://ciao-italiano.com/blog/archives/121
https://ciao-italiano.com/blog/archives/262

それでは、ヴェロネーゼの代表作を見てみましょう。

ヴェロネーゼの代表作

レヴィ家の饗宴(きょうえん)


© Jose Luiz Bernardes Ribeiro /  CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

大きさは、高さ約5.5m×幅約13mです。う~んピンときませんね。ということで身近な大きさで例えると……大型観光バスの側面より一回り大きい大きさです。ちなみに大型観光バスは高さ約4m×長さ約12mです。

とその大型観光バスと同じ大きさのキャンバスに「酔っ払い」や「童話にでてきそうな小人」や「動物」などが描かれています。画像を拡大するとよくわかりますので、余裕のある人はやってみてくださいネ(^_-)-☆

この「レヴィ家の饗宴(きょうえん)」は、はじめ「最後の晩餐」というタイトルで発表しました。

しかし、ローマ=カトリック教会から「キリスト教の神聖な場面である最後の晩餐に、酔っ払い・小人・動物などを描いて、汚すような絵画は許さん!いったいどういうことだ!!書き直せ!!!」と文句を言われます。

ヴェロネーゼは、「そんなの画家の自由でしょ!だったらタイトルを レヴィ家の饗宴(きょうえん) に変更すれば文句ないでしょ!!」とローマ=カトリック教会からの文句をしりぞけます。

ということで有名な絵画であり、かつヴェロネーゼを代表する作品となっています。ヴェネツィアにあるアカデミア美術館にあります。

アカデミア美術館には、その他にもヴェロネーゼの作品がありますし、ティツィアーノやティントレットのヴェネツィア派3巨匠の絵画も勢ぞろいしています。ぜひヴェネツィア観光へ行った時には、訪れてみてくださいネ。管理人は行き損ねたので次は絶対行きます(=゚ω゚)ノ

ヴェロネーゼの作品があるヴェネツィアの場所

そんなヴェロネーゼの作品は、現在のヴェネツィアにも数多く残されています。なので、ヴェネツィア観光へ行った時にはぜひ楽しんできてください。以下の場所でヴェロネーゼの作品をみることができます。

ドゥカーレ宮殿

ここはヴェネツィア共和国の政治中枢だった建物です。なのでヴェネツィアのありとあらゆる芸術があつまっています。

アカデミア美術館

思いっきり、レヴィ家の饗宴(きょうえん)がみえます(‘◇’)ゞ

サン・セバスティアーノ聖堂

観光名所からは少し離れているけど、ヴェロネーゼ作品が満載ですヽ(^o^)丿

ヴェネツィア以外にあるヴェロネーゼの作品

2017/1/21~4/2まで東京都美術館で開催されている「ティツィアーノとヴェネツィア派展」でヴェロネーゼの作品(工房作も含む)が4点来日中です。「聖家族と聖バルバラ、幼い洗礼者ヨハネ」「サテュロスとニンフ」「洗礼者聖ヨハネと聖ヒエロニムス」「ペルシャツァル王の饗宴」になります。4点とも現在のヴェネツィアには保存されていない絵画なので、なかなかお目にかかれない作品です。管理人も近々行く予定です。

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