絵画鑑賞 超初心者&入門者の管理人です。今日はヴェネツィアで、ヴェネツィア派とよばれる絵画流派を形成する際の中心となった「ベッリーニ工房とジョヴァンニ・ベッリーニ」について調査してみました。
ヴェネツィア派とは
ヴェネツィア派とは、イタリア北部の都市ヴェネツィアで形成された絵画流派です。
もともとヴェネツィアの絵画&美術は、地理的に近いビザンティン帝国(≒東ローマ帝国)の美術から大きな影響をうけてきました。下記図でいうとビザンティン帝国はピンク色部分(時代によって領土が変わります)で、ヴェネツィアはRavenna(ラベンナ)より、少し上(=北)あたりに位置しています。
著作権者: Made from the GNU maps of the Byzantine empire by several editors on commons and wikipedia、ライセンス:CC 表示-継承 3.0、ウィキメディア・コモンズ経由で
そこに14世紀からはじまったフィレンツェのルネサンスが流入し、「ヴェネツィア派」という絵画流派が形成されていきました。そうそう『ルネサンスって?』というあなたは、こちらをどうぞ→観光を楽しむためのルネサンス入門
その「ヴェネツィア派」を形成する際の中心となったのが「ベッリーニ工房」です。
ベッリーニ工房(こうぼう)とは
ベッリーニ工房(こうぼう)といわれると『工房???』となってしまう芸術オンチの管理人です(≧▽≦)。工房(こうぼう)とは、芸術家たちの作業場・仕事場になります。なるほど……
でベッリーニ工房(こうぼう)は、14世紀にヤコポ・ベッリーニが工房を構え、その息子たちであるベッリーニ兄弟(兄ジェンティーレと弟ジョヴァンニ)に受け継がれ、発展した工房です。
ベッリーニ工房では、「父ヤコポ・ベッリーニ&兄ジェンティーレ・ベッリーニ&弟ジョヴァンニ・ベッリーニ」のベッリーニ一族3人だけでなく、多くの芸術家たちが仕事&修行をしていました。その中には後の時代に「画家の王者」とよばれるティツィアーノもいました。
ジョヴァンニ・ベッリーニとは
ジョバンニ・ベッリーニは、上で紹介した弟ジョヴァンニ・ベッリーニで、ティツィアーノがベッリーニ工房に弟子入りして修行していた時の師匠でもあります。また1483年にヴェネツィア共和国の公式画家となった画家です。
ジョヴァンニ・ベリーニ (1430年頃-1516) [Public domain], ウィキメディア・コモンズ経由で
そのジョヴァンニ・ベッリーニの絵画のうち「ティツィアーノとヴェネツィア派展(2017/1/27~4/2 東京都美術館)」で来日している絵画は以下の2点です。
聖母子(フリゥツォーニの聖母)
画像は公式サイトにしかありません。公式サイト「聖母子(フリゥツォーニの聖母)」へのリンクなどちょっとした説明はこちらでどうぞ。
キリストの割礼
画像は残念ながら公式サイトにもありませんので東京都美術館へいかないとみることができません。「割礼」とは、キリスト教およびキリスト教の元にもなっているユダヤ教における儀礼のひとつです。男性器の包皮を切り取ります。詳しくはWikipediaをどうぞ→割礼
ちなみにジョヴァンニ・ベッリーニがなくなった後に、ティツィアーノがヴェネツィア共和国の公式画家となります。
カクテル ベッリーニとは
『ベッリーニ……えーい、ムズカシイことはわかんないよー』というアナタ!そんなアナタは、ベッリーニの絵画をイメージしたピンク色でワインベースのカクテル「ベッリーニ」はいかがでしょうか? 「プロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)」と「ピーチネクター(桃ジュース)」と「グルナデンシロップ(カシスシロップ)」とでできた定番中の定番カクテルです。
「このカクテル ベッリーニ」は、1948年にヴェネツィアでベッリーニの展覧会が開かれた時に、ヴェネツィアの高級バー&レストランの「Harry’s Bar(ハリーズ・バー)」のオーナーによって考案し、創られたのが始まりです。公式サイトはこちら→Harrys Bar ヴェネツィア本店。英語が苦手な管理人は(-_-メ)くじけそうでしたが……ブラウザーの翻訳機能を使ってなんとなく書いてあることがわかりました。ノーベル文学賞を受賞したアメリカの作家ヘミングウェイもお気に入りだったとか書かれています。
ヴェネツィア観光へ行った時はぜひ「Harry’s Bar(ハリーズ・バー)」へ行ってみてください。場所はこちら。
もちろん、日本のお店でも飲むことができますヨ。
まとめ
ということで今日は絵画鑑賞 超初心者である管理人のための「ベッリーニ工房とジョヴァンニ・ベッリーニ」入門でしたがいかがでしたか?花より団子の管理人は「カクテル ベッリーニ」に一番興味をそそられましたが、みなさんはどうですか?(●´ω`●)
それではまた!
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