独学 & 初心者で、実用イタリア語検定5級受験に臨み合格した管理人が、使った参考書と勉強方法をまとめてみました。
あと合格後『もっとこうすれば、効果的だったのでは?』と思ったことも、書きました。
ちょっと長めになっていますが、よかったら参考にしてください。
ちなみに英語は、中学では普通、高校では赤点ギリギリ、今でもまったく話せず状態です。
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概要
独学 & 初心者だった管理人が、伊検5級に合格するまでにかかった期間は、合計すると約1年半で、「参考書・順番・勉強した期間の概要」は、以下の通りです。
- 「まいにちイタリア語 入門編」… 約1年間
- 「この一冊で合格! イタリア語検定4・5級テキスト&問題集」… 約1ヶ月半
- 「2回分の過去問」 & 「1回分の模擬試験」の実施 & 繰り返し … 約1ヶ月
- イタリア語検定公式サイトの「検定対策コラム」を読む … 受験後
独学 & 初心者だった管理人が、伊検5級に合格するまでにかかった期間は、合計すると約1年半でした。
が、はじめから伊検を受験しようと考えている人は、半年は縮めることができる、つまり1年で合格できるのではないかと思います。
それと、このあと説明しますが、上記3の「過去問 & 模擬試験の実施 & 繰り返し」は、できるだけ早く、そして数をこなした方がいいと思います。
さらに、上記4の「イタリア語検定公式サイトの検定対策コラムを読む」は、受験勉強をはじめる前に読むべきでした…合格情報が満載でした。
では、補足しながら説明しますね。
使った参考書・勉強方法
では、使った参考書、勉強方法、そして合格後『もっとこうすれば、効率的だったのでは?』とおもったことを、時系列順で、説明していきますね。
まいにちイタリア語 入門編
最初に使った参考書は、NHKラジオの「まいにちイタリア語 入門編」です。といってもこの頃は、伊検を受験しようとはまったく考えていませんでしたが…。
勉強した期間は、2020年の秋ごろから約1年ぐらいかけてやりました。
英語学習でよくいわれるシャドーイング、つまりイタリア語を聞きながら、すぐそのままイタリア語の発音をするという方法でやりました。これは本当に効果的だったと思います。
そして、最終的には、毎週はじめにやる「今週の会話」をはじめ、動詞の活用など本に書いてあることすべてを、暗証して、そらで言えるようにまでになりました。(いまではもう、自信ないけど)。私は、このおかげで、ギリギリながらも伊検5級に合格できたと思っています。
筆記試験で得点率91%だったのも、「まいにちイタリア語 入門編」のおかげだと実感しています。
参考書とした「まいにちイタリア語 入門編」については、以下の記事にまとめてあります。
もっと効果的な勉強方法
基本的には上記に記載した勉強方法で、間違っていなかったと思っています。本当によくできた教材だと実感しています。
私のような独学 & 初心者の場合、伊検5級に合格するための基礎力になってくれます。
ただリスニングについては、「まいにちイタリア語 入門編」だけでは、合格がむずかしいと思います。他の教材を利用するがいいかと。それが過去問なのか、他の書籍なのかは、現在模索中です。
「この一冊で合格! イタリア語検定4・5級テキスト&問題集」
次に使った参考書は、「この一冊で合格! イタリア語検定4・5級テキスト&問題集」です。
2022年1月~2月にかけて、約1ヶ月半やりました。このときに単語力が圧倒的に不足していることを実感しました。
「この一冊で合格! イタリア語検定4・5級テキスト&問題集」は、大きく以下のようになっています。
- 筆記 文法・語彙・読解
- リスニング
- 模擬問題
筆記の文法・語彙・読解を、電車の中で、やりました。ですが眠たくなって、まったく頭に入らず…
リスニングは、自宅でやりました。ですが、わからない単語だらけ。おいおい、約1年間やってきた「まいにちイタリア語」はなんだったんだ…と泣きが入りそうでした。
なので、わからない単語を調べて、本に直接書き込み、自宅や電車の中でリスニングしました。さらに自宅では、声を出して読んだりもしました。
最終的には、ヒヤリングも筆記もそれぞれ3回終わらせました。
なのですが、まったく頭に入りませんでした。「まいにちイタリア語」では、少しずつ頭に入ってくる実感があったのですが…
単語力不足も同時に実感しました。
そしてあっという間に、受験まで残り1ヶ月となってしましました。
もっと効果的な勉強方法
「この一冊で合格! イタリア語検定4・5級テキスト&問題集」は、以下の使い方が、効果的ではなかったかと思います。
- (2週間程度で)本の内容をざっと確認した後、
- スグに過去問、
- その後、本に戻ってきて、じっくり復習する。
私の場合、上記1で、1ヶ月半をかけてしまったことが、苦戦理由の一つだと思っています。
書籍の詳しい内容は、以下の記事にまとめてあります。
過去問 & 模擬試験の実施 & 繰り返し
最後に使った参考書は、「2回分の過去問」と「模擬試験1回分」です。
試験約1ヶ月前から直前まで、「2回分の過去問」と「模擬試験1回分」の実施 & 繰り返しを行いました。
過去問は、検定協会発行の「実用イタリア語検定 3・4・5級 問題・解説」に収録されている2回分の過去問を利用しました。
模擬試験は、先ほど上で紹介した「この一冊で合格! イタリア語検定4・5級テキスト&問題集」に収録されている模擬試験を利用しました。
正答率の平均は、約6割でした。合格には7割必要といわれているので、そのままでは合格できそうもありませんでした。
なので、終えたあとは、ひたすら繰り返しました。リスニングも筆記も、ヒマさえあればやっていました。
試験日直前頃になると、なんか出題されている単語が似ていることに気がつきました。
筆記はなんとかなりそうな感じがありましたが、リスニングは何度やっても合格できそうな感じがしませんでした。
予感的中で、本番で、筆記は得点率91%でした…まぁ、偶然かもしれないけれど。リスニングは、得点率60%、合格ギリギリ。
過去問をこなした数が、圧倒的に少なかったと反省しています。
もっと効果的な勉強方法
今になって振り返ると、「過去問は、早めに、可能な限り、数をこなし、繰り返しやること」が効果的な学習方法だと思っています。
特にリスニング。数をこなすしかないと思います。イタリア語検定公式サイトにある無料の過去問(を抜粋した)問題があります。これを利用してして、どんどん数をこなすべきだと思います。
私のように「2回分の過去問」と「模擬試験1回分」では不足です。なので、本番の結果でリスニングの得点率60%という、合格ギリギリだったのだと思います。マジで危なかった💦
独学でやっているので、全部の過去問をやればよかったと実感しています。不合格であれば後悔していたかと💦
なお、過去問は、イタリア語検定協会の「書籍」「e-ラーニング配信講座」「コンビニを利用したeプリント配信」で利用することができます。
私は書籍を利用しました。詳しくは以下の記事にまとめてあります。
書籍は、そのままだと使いづらいので、1回分ずつ切り離して使うと、使いやすくなります。
公式サイトの検定対策コラム
試験後『これは受験勉強前に読んでおくべきだった』と後悔したのが、実用イタリア語検定公式サイトの検定対策コラムでした。なんとここには合格情報が満載でした。
受験決意したのが、受験日の2ヶ月半前だったため、受験勉強に忙しく、公式サイトをほとんど見ていなかったのですが、、、受験勉強を開始する前に読むべきでした。
たとえば検定対策コラムには、2022年5月現在、以下のタイトルで5級受験に参考になることが書いてあります。
- リスニング能力をいかに向上させるか―実践的アドバイス
- 5級レベルと覚え方のコツ
- 5級レベル筆記 正解への対策ポイント
特に「リスニング能力をいかに向上させるか―実践的アドバイス」には、5級はもちろん他の級全てのリスニング能力で、どのようなことが求められているのかが、わかります。
もっと効果的な勉強方法
とにかく、受験勉強をはじめる前に、実用イタリア語検定公式サイトの検定対策コラムを読むべきです。
先に読んでおけばここまで苦戦はしなかったかも。
効果的な勉強方法を整理すると…
受験勉強する期間は別として、 効果的な勉強方法だと思う順番に整理すると、以下の通りです。
- イタリア語検定公式サイトの「検定対策コラム」を読む
- 「まいにちイタリア語 入門編」
- 「この一冊で合格! イタリア語検定4・5級テキスト&問題集」(ざっと確認)
- 過去問の実施
- 過去問の繰り返し & 「この一冊で合格! イタリア語検定4・5級テキスト&問題集」(じっくり復習)
ちょっと、上記1 と 2 の順番は微妙です。並行してでもよいのではないかと思います。
さらに、ただいま伊検4級にむけて、勉強中ですが、上記以外で不足していた点も明らかになってきました。それを補足しておきます。
不足していたこと
ただいま伊検4級にむけて、勉強中ですが、今だからわかる上記以外で、不足していたことも少し追記しておきます。
単語力
圧倒的に不足していたのは、まず単語力です。
ご紹介した方法に加えて、単語力を補える方法を、考えながら受験対策ができればよいと思います。
今後、4級を受験する予定なので、その過程で見つけることができたら、追記でご報告しますね。
数値・時刻 対策
2023/1/13追記! さらに独学者の場合、数値・時刻のリスニング対策もしておいた方がいいかと思います。数値・時刻などは反射的にわかるようにならないと、リスニングでかなり苦戦を強いられます。
ただし、意外と簡単にできます。ただ、一朝一夕では身につかないので、早めに対策するのがオススメです。
まとめ
というわけで、独学 & 初心者で、実用イタリア語検定5級受験に臨み合格した管理人が、使った参考書と学習方法、さらにあと合格後『もっとこうすれば、効果的だったのでは?』をまとめてみました。
よかったら参考にしてください。
そうそう受験結果は、以下の記事にまとめてあります。
では、ciao ciao~(=またね~)