ご報告がおそくなりましたが、2022年11月に行われたJ.S.A.(日本ソムリエ協会)のワイン検定シルバーに合格しました。もちろん独学です。
ということで今日は、J.S.A.ワイン検定シルバーの勉強法、勉強期間・時間、難易度などの合格体験記をご紹介します。
最初にシルバークラスのテキストを見たときは「ま、ま、まじでこんなに覚えるの?」 と、その量と小さな文字にビックリしました。期間もわずか1か月半しかないし。
が、勉強終盤は、テキストの全文読みをやって、やればやるほど味がでてくるテキストだとわかるようになり、面白くなっていました。まるでワインを飲んでいるみたいな面白さでした。
そして、意外とあっさり、合格できました。
勉強法
ワイン検定シルバーの勉強法は、テキストの熟読と(試験会場の担当講師から送られてくる)学習ポイントを中心に、1か月半で、以下の順でおこないました。
- 黄色いマーカー部分の読み込み(5回ほど)
- 黄色いマーカー部分の周辺の読み込み(1回)
- テキストの全文読み(1回)
- 担当講師から配布された学習ポイントの暗記
- もう一度テキストの全文読み
テキストは、全127ページで、文字も小さくボリュームがあり、
ブロンズクラスと比較すると圧倒的に情報量が多いです。
なので最初は、そのボリューム感に圧倒されます。
が、シルバークラスのテキスト送付の案内文にあるように、テキストには黄色いマーカーが引かれていて、そのマーカーを中心に出題されます。
なので、きちんと案内文にあることをやれば、ほとんどの人が合格できると思います。
とはいえ、ボリューム感に圧倒されて、勉強がすすまない…という人もいるかと思うので、私が勉強した方法を、順にご紹介しますね。
黄色いマーカーだけをひたすら読む
まずは、シルバークラスのテキストの黄色いマーカー部分だけを、ひたすら読みました。回数にすると7回くらいでしょうか。
意味がわからなくても、とりあえず読みました。声がだせる状況であれば、声をだして読みました。
すると不思議と、1回目は覚えることができなかった呪文のような言葉も、2回目になると少し、そして3回目にさらに少し、と少しずつ「覚えることができている実感」がありました。
ただ、5回目あたりから、ワイン検定シルバークラスのテキストの黄色いマーカー部分をいくら読んでも、頭に入ってこなくなりました。
なので、、、
マーカー周辺の読込 & 写真
次に、黄色いマーカー部分の周辺を読み込み(可能であれば音読し)、さらに周辺にある写真も見るようにしました。回数にすると1~2回だったと思います。
すると、付随するいろんな情報が頭にはいってきて、覚えることができなかった黄色いマーカー部分が頭に入るようになってきました。
たとえば、AOC名のクロ・ド・ヴィージョやクロ・ド・タールというAOC名も、なんだか頭にスッと入った感じがしました。
黄色いマーカー部分の周辺には、記憶を固定化させる情報が満載だということに気がつきました。
ということで、、、
全文読み込み & 写真も全部見る
テキストを黄色いマーカー部分だけでなく、全文読み込み(可能であれば音読)し、さらに全部の写真を見るようにしました。回数は1回です。
もっとやりたかったんだけど、時間がかかりました。口も疲れました💦
テキストを全文読むことの最大のメリットは、テキストの構成が頭に入ることだと感じています。
テキスト構成が頭に入ると、黄色いマーカー部分がどのような位置づけで書かれているのかがわかるようになるのです。
結果、黄色いマーカー部分が頭に入りやすくなります。
学習ポイントの暗記
受験約3週間前に届いた学習ポイントを、全て暗記できるまでやりました。
ただ読んでいても覚えられないので、100円ショップの暗記用マーカーを使って、覚えられていない文言にラインを引いて、覚えるようにしました。
ちなみに学習ポイントは、試験会場の担当講師によって異なります。
学習ポイントを『ほぼ覚えられたかな』と感じるようになったのは、試験日の約1週間前です。
もう一度テキストの全文読み
試験日の約1週間前から、最後の仕上げに、もう一度テキストの全文読みをはじめました。
写真も含めて全文読みをやると、ワイン検定シルバークラスのテキストの面白みが増します。
やればやるほど味がでてくるテキストだとわかるようになります。
そしてそれは黄色いマーカー部分の記憶の固定化に役立ちます。
なので、とってもおすすめです。って試験会場に向かう電車の中で気がついたんですけど(^O^)ゝ
これで、試験会場で2時間の講習会を受講して、約40分の検定試験をうけて、合格できました。
勉強期間・時間
勉強期間は、約1か月半でした。時間は、スキマ時間を使っての勉強だったので、正直覚えていません。
イタリア語の勉強もしていて、その頃もどちらかというとイタリア語の勉強の方に、力をいれていました。
なので、寝る前の1時間、電車の中や、病院で待っている時間、会社での休憩時間などのスキマ時間を使っての勉強でした。
テキストは、全127ページで、文字も小さくボリュームがあるので、最初は大丈夫かなぁと思いましたが、終わってみれば『意外と、やればできるものだなぁ』とあっさりでした。
難易度
ワイン検定シルバークラスの難易度は、「やや易しい」くらいではないでしょうか?
まったくテキストを読まないでの合格は確かに難しいと思います。
が、きちんとテキストを読めばほぼ合格間違いなしというレベルです。
過去問がないことへの対策
過去問がないことへの対策は、テキストの音読です。そしてその音読できる時間と環境の確保がポイントかと思います。
ワイン検定シルバークラスの最大の難関は、(ブロンズクラスもそうですが、)過去問がないことです。
なので仕方なくテキストを読み出すと思うのですが、多くの人が、読み出すと眠くなってしまうと思います。私もそうでしたけど(笑)
なので、テキストの音読がオススメです。→ 音読勉強 効果 | Google検索
意味が不明な呪文のような文言があっても、気にせず音読。覚えられなくても、なんども音読し、繰り返す。
これで合格間違いなし! かと。
そもそも日本ソムリエ協会が『なぜ過去問をだしてくれないのだろうか?』と思うのですが…
立場を逆にして考えると、日本ソムリエ協会からの「テキストをちゃんと読んでね」というメッセージではないかと考えています。
勉強法まとめ
長々と書いてしまったので、ここでもう一度、勉強法をまとめますと、、、
ワイン検定シルバーの勉強法は、テキストの熟読と(試験会場の担当講師から送られてくる)学習ポイントを中心に、1か月半で、以下の順でおこないました。
- 黄色いマーカー部分の読み込み(5回ほど)
- 黄色いマーカー部分の周辺の読み込み(1回)
- テキストの全文読み(1回)
- 担当講師から配布された学習ポイントの暗記
- もう一度テキストの全文読み
過去問がないことへの対策は、テキストの音読です。そしてその音読できる時間と環境の確保がポイントかと思います。
きちんとテキストが送られてきた時の案内文に書いてあることをやれば、ほとんどの人が合格できると思います。
さいごに
というわけで、今日はJ.S.A.ワイン検定シルバーの勉強法、勉強期間・時間、難易度などの合格体験記をご紹介しました。
最初にシルバークラスのテキストを見たときは「ま、ま、まじでこんなに覚えるの?」 と叫びたくなるくらい、その量と小さな文字にビックリしました。期間もわずか1か月半しかないし。
でも勉強終盤は、テキストの全文読みをやって、やればやるほど味がでてくるテキストだとわかるようになり、面白くなっていました。まるでワインを飲んでいるみたいな面白さでした。
そして、意外とあっさり、合格できました。なので『どうしようかなぁ?』と悩んでいるようであれば、ぜひ受けてよいのではと思います。
そうそう次は、J.S.A.ワインエキスパートにチャレンジしようと思っています。
では、ciao ciao~(=またね~)
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