こんにちは、絵画鑑賞超初心者&入門者の管理人です。今日はティツィアーノの「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」について調べてみました。管理人はいきなり『洗礼者ヨハネ?』『サロメ?』ってな感じなのですが、みなさんはどうですか?
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ [Public domain または CC0], ウィキメディア・コモンズ経由で
絵画の舞台はイスラエル
この「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」の舞台は、紀元前後(0年)ごろのイスラエルになります。イエス・キリストが誕生した頃のお話です。というか実話です(@_@;)。
とりあえずどのあたりのお話しだったのかgoogleMAPでみてみましょう。
しかし、実話だったとは……恐ろしい(≧▽≦)
洗礼者ヨハネとは?
洗礼者ヨハネとは、ユダヤ教を布教していた人で、キリスト教を開く前のイエスに対して、ユダヤ教の洗礼をした人です。
サロメとは?
サロメとは、王様のお嫁さんであるヘロディアの娘です。といっても実はけっこう複雑な家庭でして(^_^;) 少し整理してみていきましょう。
まず、王様のお嫁さんヘロディア は、ヘロデ(兄)・ピリッポス という王様と結婚していました。そこに サロメ が生まれました。ヘロディアの娘なので「ヘロディアの娘」と言われたりしています。
ある日、ヘロデ(兄)・ピリッポスの弟である ヘロデ(弟)・アンティパス と ヘロディア が恋仲になり、結婚してしまいました。
ヘロデ(弟)・アンティパス が サロメの義理父 になったわけですね。
このことに対し 洗礼者ヨハネ が「兄弟の妻をお嫁さんにするのは、よくないよ」と言いました。
これを聞いた ヘロディア は、洗礼者ヨハネのことを恨みます。
ある日 ヘロデ(弟)・アンティパス が宴会をしていた時、サロメ が素晴らしい踊りをしました。ヘロデ(弟)・アンティパス は「ご褒美はなにがいい?」と聞きました。サロメは母親であるヘロディアに相談すると「洗礼者ヨハネの首を取って欲しいとお願いしろ」と言われます。
サロメは、義理父である ヘロデ(弟)・アンティパス に「洗礼者ヨハネの首を盆にのせてほしい」とお願いします。
その結果、洗礼者ヨハネは首を切られて、絵画「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」の場面になるわです。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ [Public domain または CC0], ウィキメディア・コモンズ経由で
う~ん、かなり恐ろしい話……しかも実話だったんですね(@_@;)
まとめ
ということで絵画鑑賞超初心者&入門者の管理人がティツィアーノ「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」の登場人物について調べてみましたが、いかがでしたでしょうか? あの絵画の舞台が実話だったことに衝撃をうけている管理人ですが、あなたはどうですか?
とはいえ、ヨハネ、サロメ、ヘロディア、ヒリッポス(ヘデロ兄)、アンティパス(ヘデロ弟)などなど登場人物が整理できたので、よかったかと……
それでは
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